挑戦するたび、自分を好きになる「アケミマインド」
about the Preface
美容師、サロン経営、スタッフ育成、ピアノ、歌、花、畑、そしてガーデンづくり。
川瀬明美さんの話を聞いていると、一見するとまったく違うものが次々と登場します。
けれど、そのすべてをたどっていくと、共通する一つの言葉に行き着きます。
それが「挑戦すること」です。
21歳で単身ロンドンへ渡ったことも、言葉の通じない美容室へ飛び込んだことも、
人生のどん底からピアノを始めたことも、人前で歌うことも、花を仕事にしたことも。
川瀬さんは、最初から自信があったから挑戦してきたわけではありません。
怖くても、まず一歩を踏み出す。
そして、小さな経験を積み重ねながら、自分自身を信じられるようになっていく。
今回のBehind the Mirrorでは、川瀬さんの美容師としてのキャリアと、
その人生を支えている「心」の考え方についてお話を伺いました。
川瀬 明美(かわせ・あけみ)
美容師としてのキャリアをスタートした後、21歳で単身ロンドンへ。
現地の美容学校で1年間学び、その後ロンドンの美容室「La Kutt Zone」で約2年間勤務。
帰国後美容室勤務を経て独立。
現在は美容師としてお客様を担当する一方、
スタッフの心を整える「アケミマインド」の発信や、
フラワーアレンジメントアーティストとしても活動しています。
CONTENTS
「このまま、みんなと同じ人生でいいのかな」
21歳の頃、川瀬さんは地元の老舗美容室で働きながら、
友人たちと遊ぶ毎日を楽しんでいました。
仕事をして、夜になれば近所のアミューズメント施設で遊ぶ。
決して不満があったわけではありません。
むしろ、楽しかった。
だからこそ、ふと立ち止まった瞬間がありました。
「このまま同じことをしていたら、皆に右倣えのつまらない人生になるんじゃないかなって思ったんです」
当時、美容雑誌に掲載されていた海外のヘアスタイルや、
海外で経験を積んだ美容師たちの作品を目にするたびに、憧れが膨らんでいきました。
もっと広い世界を見てみたい。
日本では経験できない美容を学んでみたい。
そう思った川瀬さんは、「ロンドンへ行こう!」と決めました。
十分な準備をしていたわけでも、計画していたわけでもありません。
「思い立ったら、割とすぐなんです」
当時交際していた現在のご主人にも、出発の直前まで伝えていませんでした。
止められたら、自分の気持ちが揺らいでしまうかもしれない。
それなら、もう行くと決めてから伝えよう。
21歳の川瀬さんは、人とは違う人生を歩むために、ロンドンへ向かいました。
英語が話せない中で始まった、ロンドンでの3年間
ロンドンでは、まずヴィダルサスーンの美容学校へ通いました。
英語はほとんど話せなかったため、日本人向けのクラスでベーシックを一から学びます。
そこで過ごした一年間で、少しずつ英語にも慣れ、海外で生活することにも自信がついていきました。
本来は1年間のカリキュラムを終えたら帰国する予定でした。
しかし、川瀬さんの中には「このまま帰ったら、もうここまでの挑戦できないかもしれない」
という思いが残っていました。
そこで、自ら現地の美容室を探し、就職先を決めます。
その店の名前が「La kutt zone」でした。
日本へ一時帰国し、家族や現在のご主人に伝えたのは、
「ごめんなさい。もう一度ロンドンへ戻ります」
という言葉でした。
そこから、ロンドンでの美容師生活が始まります。
オーナー・アレックスとの出会い
La kutt zoneでは、当たり前ですがシャンプーからのスタートでした。
言葉も十分には話せません。
それでも川瀬さんは、とにかくできることを一生懸命やりました。
・徹底的に掃除をする。
・店内の備品や道具を整理する。
・在庫を整える。
そして自分のスキルアップのために休みの日にはモデルを連れてきてカットを練習する。
「せっかく働かせてもらっているんだから、何か恩返しがしたかったんです。私にできることは、一生懸命働くことだと思っていました」
その姿を見ていたのが、イタリア人オーナーのアレックスでした。
La Kutt Zoneには売れっ子のスタイリストもたくさんいました。
その中でアレックスは、まだ一番下の川瀬さんのことも、きちんと見てくれていました。
ロンドンで働く中では、言葉の壁や、人種の違いによる心ない言葉に傷つくこともありました。
トイレで一人泣いていたこともあります。
そんな川瀬さんに、アレックスがかけた言葉がありました。
「大切なのは、心だよ」
英語が完璧に話せるかどうかではない。
一生懸命働いている姿を、アレックスはちゃんと見ている。
その言葉は、川瀬さんの中に深く残りました。
「言葉や国籍が違っても関係ないんだなって思いました。一生懸命やれば、ちゃんと分かってくれる人がいるんだって」
ロンドンへ渡った当初、川瀬さんの目標は「一流のスタイリストになること」でした。
しかし、アレックスとの出会いによって、その目標は少しずつ変わっていきます。
「売れている人だけじゃなく、一番下にいる人のこともちゃんと見てくれる。私も、こんなオーナーになりたいと思ったんです」
後に日本でサロンを立ち上げる際、川瀬さんはアレックスに許可をもらい、
「La Kutt Zone」という名前を受け継ぎました。
美容技術だけではなく、人をどう見るのか。
人とどう関わるのか。
ロンドンで学んだその姿勢は、現在の川瀬さんの根底にも流れています。
帰国後は「自分に足りないもの」を一つずつ
ロンドンで充実した3年間を過ごした後、日本へ帰国しました。
でもすぐに独立したわけではありません。
自分の店を持つのであれば、足りない技術を残したままにはしたくない。
管理美容師の資格を取得し、ロンドンでは経験する機会がなかった着付けも学びました。
約3年間、美容師として経験を積みながら準備を重ね、独立へと進んでいきました。
行動力のある川瀬さんですが、勢いだけで進んでいるわけではありません。
挑戦すると決めたら、そのために必要なものを一つずつ身につけていく。
その姿勢は、21歳の頃から現在まで変わっていません。
人を動かす前に「心」を整える
現在、川瀬さんはスタッフとのミーティングの中で「アケミマインド」という川瀬さん(明美さん)の思いを伝える時間を設けています。
そこで話すのは、売上でも、客数でもありません。
テーマは「心」です。
「私はスタッフに、数字を出しなさいとか、結果を出しなさいとはほとんど言わないんです。
まず心を整える。心が元気じゃないと、何をするにもパワーが出ないと思っているので」
会社として目指す方向や数字は、ご主人が中心となって考える。
その一方で、川瀬さんはスタッフがそこへ向かうための「心の状態」を整える役割を担っています。
誰かに言われたから動くのではなく、自分はなぜそれをするのか。何のために美容師をしているのか。自分はどうなりたいのか。
そこが自分の中で整理されると、人は自然と動き始める。
「スイッチって、自分で入れるしかないと思うんです」
人を変えようとするのではありません。
本人が自分で気づき、自分で進み始める。
そのためのきっかけをつくることが、現在の川瀬さんの役割です。
人生のどん底から始まった「アケミマインド」
今では前向きな言葉を発信し、周囲から「会うと元気になる」と言われる川瀬さん。
しかし「アケミマインド」が生まれたきっかけは、とても苦しい出来事でした。
信頼していた人との間で大きな問題が起こり、人を信じることさえ難しくなった時期がありました。
誰にも会いたくない。
誰の言葉も聞きたくない。
自分自身でも、どう立ち直ればよいのか分からない。
そんな時、手に取ったのが稲盛和夫さんの『心。』でした。
(編集部注:京セラKDDIの創業者であり、JALの再建も成し遂げた稲盛和夫による書籍およびその人生哲学の核心)
そこで改めて向き合ったのが、「何をするか」よりも、その前にある「心」の状態でした。
目標を決めること。方法を学ぶこと。数字を追うこと。
それ以前に、自分自身の心が整っていなければ、前へ進むことはできない。
本を何度も読み返すうちに、少しずつ気持ちが動き始めました。
「この時間は、自分自身に気づくための時間なのかもしれない」
そう考えられるようになった頃、ロンドン時代の友人から、一つの提案をされます。
「アキーム!(川瀬さんのあだ名)ピアノでもやってみたら?」
35年ぶりのピアノが教えてくれたこと
家にはピアノがありました。
けれど、35年近くまともに弾いていません。
楽譜もほとんど読めない。
そんな川瀬さんに、友人は「自分の誕生日までに『戦場のメリークリスマス』を弾いてほしい」リクエストします。
当たり前に「無理」と思いました。
でも、やってみることにしました。
YouTubeで鍵盤の動きを確認しながら、一音ずつ覚えていく。
毎日少しずつ練習する。
休みの日には、少し長く弾いてみる。
そして練習の様子をSNSに記録しました。
最初はもちろん、うまくありません。
それでも続けるうちに、少しずつ弾けるようになっていきました。
過去の動画を見返すと、自分自身でも成長が分かります。
できなかったことが、できるようになっている。
その小さな変化が、自信になっていきました。
「自信って、何もしないで生きていたら突然湧いてくるものではないと思うんです。少しずつ経験して、できたことを積み重ねていく。
それで初めて、自分を信じられるようになるんだと思います」
これが「アケミマインド」の原点の一つになりました。
SNSへの発信も、今では人に見せるためだけのものではありません。
自分自身の成長を記録し、自分の心を整えるための場所でもあります。
怖いからこそ、一歩を踏み出す
川瀬さんは現在、ピアノだけでなく、歌うことにも挑戦しています。
一見すると、その明るいキャラクターから人前に立つことが得意な人のように見えるかもしれません。
しかし本人は、むしろ逆だと言います。
「本当はすごく緊張します。最初にSNSで歌を投稿した時も、投稿ボタンが押せないくらい怖かったんです」
お客様も見る。
スタッフも見る。
友人も見る。
美容業界の知人も見る。
「バカにされるかもしれない」
それでも、投稿しました。
なぜなら、自分が挑戦する姿を通して、
「怖いのは自分だけではない」
「最初からできる人なんていない」
ということを伝えたかったからです。
ピアノも歌も、美容師の仕事とは直接関係がないように見えます。
けれど川瀬さんにとっては、すべて同じです。
できないことをやってみる。
失敗する。もう一度やる。
少しできるようになる。
その積み重ねが、自信になります。
そしてそれは、美容師が技術を身につけていく過程とも重なっています。
「遠回りしている人が、一番近道」
今は、効率の良い技術習得!カットやカラーの技術のコツ。タイパのいい覚え方・・・
などよく目にします。
なぜならそれが求められている時代だから。
でもそんな時代だからこそ、川瀬さんが若い美容師たちへ伝えている言葉があります。
「遠回りしている人が、一番近道だよ」
すぐに答えを知ることができる。
最短の方法を教えてもらえる。
しかし、失敗せずに覚えたものは、自分自身の経験にはなりにくい。
川瀬さん自身、若い頃には講習へ足を運び、自分の目で技術を見て、店に戻って何度もやり直してきました。
失敗もしました。叱られることもありました。
うまくいかないこともたくさんありました。
「私が何か特別なことをしてきたわけではないんです。ただ、人よりたくさん経験している。その分、失敗の数も多いんです」
だからこそ伝えられることがあります。
転ばない方法を教えるのではなく、
転んだ時に、自分で立ち上がる方法を知ってほしい。
それが、川瀬さんがスタッフや若い人たちに伝えたいことです。
一人でいられることも、一つの強さ
川瀬さんは、子どもの頃から集団行動が得意ではありませんでした。
周囲が自然とグループを作っていく中で、自分だけ居心地の悪さを感じる。
「自分はおかしいのかな」と悩んだ時期もありました。
しかしロンドンへ渡り、さまざまな価値観を持つ人たちと出会う中で、その感覚は少しずつ変わっていきました。
誰かと同じである必要はない。
一人でいることは、寂しいことではない。
現在の川瀬さんにとって、一人で過ごす時間はとても大切です。
花をつくる。
一人で食事へ出かける。
旅行する。
飛行機の中で本を読む。
心が静かになった時に、新しいアイデアが生まれます。
「一人でいられる人って、自分で自分を励ますことができるんです。
自分の機嫌の取り方も分かる。一人でいることは、弱さじゃなくて強さだと思っています」
かつてはコンプレックスだったものが、
現在は川瀬さんの大きな強みになっています。
美容師と花、一見違う仕事の根っこは同じ
現在、川瀬さんは美容師としてお客様を担当しながら、
フラワーアーティストととしてドライフラワーを使った仕事にも取り組んでいます。
きっかけは、とても自然なものでした。
もともと、ものづくりが好きだった川瀬さん。
店に自分でつくった花の作品を飾っていると、お客様から「私にも作ってほしい」と声をかけられるようになりました。
やっているうちに面白くなり、材料となる植物も自分で育ててみたくなりました。
ご主人の実家にあった畑を借り、ユーカリなどを育て始めます。
そして、
「せっかくなら農園にしたい」
「もっと素敵なガーデンにしたい」
と、少しずつ夢が広がっていきました。
気がついたら、再びロンドンへ。
今度は美容ではなく、フラワースクールで学ぶためでした。
プロが多く参加するアドバンスクラスへ自ら飛び込みました。
ここでも川瀬さんのスタイルは変わりません。
「大丈夫になってから行く」のではなく
「行くと決めたから、何とかする」。
21歳でロンドンへ渡った頃と同じです。

お客様と「人生を一緒に歩く」
川瀬さんが現在担当する美容の仕事には「LIFE」という名前がつけられています。
そこに込めたのは、
「お客様と人生を一緒に歩んでいきたい」という思いです。
長く担当しているお客様も、少しずつ年齢を重ねていきます。
そして川瀬さん自身も、美容師として年齢を重ねていきます。
いつまでも同じ働き方を続けられるとは限りません。
だからこそ、
美容師だけに自分自身を限定しない。
髪を通して関わることもできる。
花を通して関わることもできる。
新しい空間をつくることで、人とつながることもできる。
職業の形は変わっても、人の人生に寄り添うという根本は変わりません。
次の夢は、人が集まる「森」のようなガーデン
川瀬さんが現在描いている大きな夢があります。
自分の畑を、森のようなガーデンにすることです。
イメージの原点は、ロンドンで訪れたガーデンでした。
植物が自然に生い茂り、その中にカフェやショップがある。
花を鑑賞するだけではなく、そこに人が集まり、時間を過ごす。
(編集部注:Petersham Nurseries/ロンドン西郊リッチモンドにある1720年代からの温室を利用したガーデンセンター&カフェ)
その空間を見た瞬間、強い衝撃を受けました。
「規模は全然違うけれど、自分の場所でも少しずつ近づけたいと思っています」
植物を育てる。
作品をつくる。
人が集まれる場所をつくる
真ん中には小さな広場をつくりたい。
今使っている小屋も、いつかそこへ移せたら。
まだ完成形が見えているわけではありません。
だからこそ、川瀬さんは楽しそうに話します。
完成してから始めるのではなく、
それもまた、川瀬さんらしい挑戦です。
「何をするか」より、「何をやめるか」
美容のために何をしていますか?
若々しくいるために何をしていますか?
そんな質問に対して、川瀬さんの答えは少し意外なものでした。
「何をするかより、何をやらないかを決めています。
たくさんのことを抱え込むほど、心には余裕がなくなっていきます。
だから、何か新しいことを始める時には、何かを手放す。
花の仕事を始めれば、その分、美容師としての売上が下がります。
それでも、自分が本当にやりたいことに時間を使う。
好きなことをしていると、心が豊かになる。
そして、その余白から新しいアイデアが生まれます。
「心が落ち着いている時に、アイデアって出てくるんです。焦っていたり、イライラしている時には出てこないんですよね。」
美容、花、音楽、旅。
川瀬さんがさまざまなものに挑戦している理由は、何でもできる人になりたいからではありません。
自分の心が動くものを大切にしているからです。
心が整えば、人は自分で動き始める
川瀬さんは、スタッフを「変えよう」とはしません。
自分の考えを押しつけることもしません。
その人自身が考え、選び、自分の足で進むことを大切にしています。
「人は、自分でスイッチを入れるしかないと思っています」
だから「アケミマインド」で伝えるのは、答えではありません。
どうすれば自分の心を整えられるのか。
失敗した時に、どう立ち上がるのか。自分自身を、どう信じていくのか。
その方法を伝えています。
川瀬さん自身も、最初から強かったわけではありません。
人と違うことに悩み、言葉の通じないロンドンで泣き、人を信じられなくなるほど傷つき、人前で歌うことに震えてきました。
それでも、そのたびに一歩を踏み出してきました。
挑戦する。
失敗する。
また立ち上がる。
その繰り返しによって、自分自身を信じられるようになっていったのです。
「転ばない人にならなくていい。どこで転んでも、自分で這い上がれる人になってほしい」
美容師として、人として。
川瀬さんがこれからも伝えていきたいのは、そんな「強さ」なのかもしれません。

びびわ〜く編集部より
川瀬さんに初めてお会いした時、美容師という肩書きだけでは説明できない、不思議な存在感を感じました。
(だから是非インタビューしたかった人でした!是非実際の川瀬さんのパワーを感じてみてください。文面でなんとか出そうと頑張りましたがまだまだ半分も伝えられていません!)
今回お話を伺い、その理由が少し分かったような気がします。
21歳でロンドンへ渡り、言葉も十分に通じない環境で美容師として働く。
人生のどん底を経験した後、35年ぶりにピアノへ向かう。
人前で歌い、SNSで自分をさらけ出す。
美容師としてキャリアを積んだ後に花を始め、再びロンドンへ渡って学び、今度は自分の手でガーデンをつくろうとしている。
並べてみると、とても行動力のある人に見えます。
けれど、川瀬さん自身は何度も「怖かった」と話していました。
怖くないから挑戦できるのではありません。
怖くてもやってみる。
できなくても続けてみる。
失敗しても、そこからもう一度立ち上がる。
その経験を一つずつ積み重ねてきたからこそ、現在の川瀬さんがあります。
取材の中で特に印象に残ったのは、
「転ばない方法ではなく、どこで転んでも這い上がれる人になってほしい」という言葉でした。
美容師を目指している学生も、デビューを目指しているアシスタントも、キャリアに迷っている美容師も、きっと失敗することがあります。
思い通りにいかない時もあります。
そんな時に必要なのは、失敗しないための正解ではなく、もう一度自分を信じて進む力なのかもしれません。
美容、音楽、花、ガーデン。
川瀬さんの挑戦は、これからもきっと増えていきます。
けれど、その中心にあるものは変わりません。
自分の心を整え、自分を信じ、自分の人生を自分で選ぶこと。
Behind the Mirrorという企画で、
今回見せてもらったのは、
美容師・川瀬明美さんの「技術」の裏側ではなく、
その人生を動かし続けている「心」でした。