技術を競い合うだけではない。
会津エリアを中心に、福島〜隣県の美容師たちが年に一度集まり、
お互いの感性をぶつけ合い、新たな刺激を持ち帰る場所
――それが「会津電気ショック」です。
今回、びびわ〜く編集部は、2026年7月6日に開催された、第5回「会津電気ショック」を取材しました。
会場は会津の中心地の會津稽古堂。
普段は講演会などが行われる落ち着いた会場ですが、開催ホール内は参加者の熱気と
コンテスト独特のムードに覆われており
まず感じたのは、美容師同士の距離の近さでした。

毎年参加している常連の美容師、初参加の若手、入社してまだ3か月のアシスタント、そして第一線で活躍するベテランオーナーまで。
キャリアも立場も異なる美容師たちが、同じステージで真剣に作品づくりに向き合っていました。
電気ショック主宰は
Yushin 小沢良太氏

審査員は
新潟よりYAのヤマザキケンユウ氏
nicica
富樫教之氏
SAULAF
山崎ツバサ氏
東京より
SHACHUの宮地のりよし氏
今年のテーマは『コントラスト』
参加者は、それぞれが思い描く「コントラスト」をコンセプトシートにまとめ、そのイメージをウィッグで表現していきます。
同じ「コントラスト」というテーマでも、完成した作品は一つとして同じものがありません。


色使い、フォルム、質感、世界観。
一人ひとりの解釈が作品となって現れる様子に、
美容師という仕事のクリエイティブさを改めて感じました。
かっこいい!

審査結果ももちろん大切ですが、それ以上に印象的だったのは、お互いの作品を真剣に観察しあい、
コミュニケーションタイムでの熱量のあるゲストデザイナーと
語り合う美容師たちの姿でした。



また、見学者が完成した作品の前で足を止め、細部まで食い入るように見つめていた姿も印象的でした。
コンテストは順位を決めるためだけではなく、
技術を共有し、刺激を受け、新しい表現に出会う場でもあることを感じました。
私たちが特に印象的だったのは、参加者の年齢やキャリアに関係なく、全員が"美容を楽しんでいた"こと。
受賞を喜ぶ人もいれば、あと一歩届かなかった悔しさをにじませる人もいました。
でもイベントが終わる頃には、作品を見せ合う姿がありました。
その雰囲気から、このイベントが単なるコンテストではなく、
美容師同士をつなぐコミュニティであることが伝わってきました。
「地方では刺激を受ける機会が少ない。」
そんなイメージを覆すような熱量が、「会津電気ショック」にはありました。
技術を競い合うだけではなく、美容師同士が刺激を受け、学生が憧れを抱き、地域全体が美容を盛り上げる。
会津には、そんな文化が確かに根付いています。
取材を終えて感じたのは、
このイベントは「勝ち負け」を競う場ではなく、
「美容師という仕事をもっと好きになる場所」なのだということでした。
